Client 学校法人成城学園

寄付サイトの相談から、OBOGの心を動かすブランドサイトへ

寄付の仕組みをつくるのではなく、応援したくなる気持ちをどうつくるか。そこから、プロジェクトの形を考え直しました

最初の相談は、「寄付サイトをつくってほしい」というものでした。
ただ、寄付の使い道や申込方法を整理するだけで、本当に人は動くのか。私たちは、制作に入る前にその前提を見直しました。
学校への寄付は、情報の分かりやすさだけで決まるものではありません。その場所で過ごした時間や人とのつながり、今も残っている愛着が、行動を後押しする大きな理由になります。
そこで、寄付のためのページだけをつくるのではなく、成城学園とのつながりをもう一度感じてもらうブランドサイトへと構想を広げました。

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課題とアプローチ

Challenge

OBOGに、もう一度「自分の成城学園」として感じてもらう

ターゲットとして着目したのは、成城学園で実際に時間を過ごしてきたOBOGでした。
校舎、友人、先生、放課後、季節ごとの風景。卒業生一人ひとりに、それぞれの成城学園があります。一方で、卒業から時間が経つほど、日常の中で学園を意識する機会は少なくなっていきます。
だから必要だったのは、学校の魅力を改めて説明することではありません。
昔の記憶と現在の成城学園をつなぎ直し、「自分にとって大切な場所だった」と自然に思い出してもらうこと。そのために、OBOGと学園との心理的な距離をどう縮めるかを考えました。

Approach

情報を読むサイトではなく、記憶がよみがえる写真集のようなサイトへ

OBOGの記憶を呼び起こすために重視したのは、情報量ではなく、見た瞬間に感じる学園の空気でした。
校舎やキャンパスだけでなく、園児や学生が過ごす何気ない時間、人の気配、季節の移ろいまで丁寧に撮影。写真を大きく使い、余白を生かしながら、写真集をめくるように成城学園を眺められるWeb体験を設計しました。
また、懐かしさだけで完結させず、現在の成城学園にも自然と関心が向くよう、コピーやコンテンツ、導線まで一体で構成しています。
自分が過ごした頃の風景と、今そこにいる人たちの姿が重なることで、成城学園を過去の思い出ではなく、今も続いている場所として感じてもらうことを目指しました。

Result

懐かしさだけで終わらない、学園との新しい接点へ

完成したブランドサイトは、OBOGが昔を振り返るだけの場所ではなく、卒業後も成城学園との関係をつなぎ直せる接点になりました。
自分が過ごした頃の記憶に触れながら、現在の学園を知る。そこから、久しぶりに成城学園を身近に感じたり、これからの学園にも関わっていきたいと思ったりする。その関係が続いていくことが、寄付や支援といった次の行動にもつながっていきます。
K&Lでは、Webサイトをつくること自体をゴールにはしていません。その先で、誰の気持ちをどう動かしたいのかを考え、必要であれば最初の依頼内容から一緒に見直します。
「寄付サイトをつくる」という相談を起点に、目的を捉え直し、OBOGと成城学園との関係をつなぎ直すブランドサイトへと構想を広げました。

Planning

  • 市場・競合調査
  • ブランドコミュニケーション設計
  • Webサイト戦略設計
  • UX・情報設計
  • コンテンツ企画
  • 撮影企画

Execution

  • 学校法人Webサイト制作
  • フォトクリエイティブ
  • コンテンツ制作
  • レスポンシブ対応
  • CMS「WebRelease」導入
  • 運用設計